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ダイナミックデザインについて

設立理念

ダイナミックデザインの理念

私達は、大地震や暴風雨などの自然災害を恐れることなく、明るく快適に暮らせる社会の到来を願う。
その実現に効果的な構造設計技術を確立し、その向上と普及に努めながら、優れた構造物を設計し、安全で豊かな社会の建設に貢献したい。

The Pragna-Paramita Dynamic Sutra

We hope the Lotus Paradise comes true to the earth, where everyone can enjoy his life without fearing earthquakes and typhoons. By realizing, improving and promoting the effective technologies to mitigate or to avoid the disasters, and by seeking and designing the quake-free structures, Dynamic Design is sure to contribute to the construction of the utopian safety society. Svaha !

Founder Mitsuo Miyazaki
1994.04.25

会社概要

会社名 株式会社ダイナミックデザイン | Dynamic Design Inc.
代表者 代表取締役 宮﨑光生
所在地

〒162-0065

東京都新宿区住吉町1-16 ISEビル3F

Tel:03-3357-1061
Fax:03-3225-3428

設立 1994年 4月25日
事務所登録 一級建築士事務所 東京都知事登録 第38937号
管理建築士 宮﨑光生(一級建築士 第125340号)
営業種目

免震・制震構造を主専門とする建築構造設計

および上記に関連する特殊装置の製造販売

資本金 10,000,000円
取引銀行

三井住友銀行 東京営業部

三井住友銀行 麹町支店

業務内容

【構造設計業務】

  • 免震構造建物の設計(構造計画,構造設計)

    (基礎免震、杭頭免震、柱頭免震、中間階免震、人工地盤免震)

  • 制震構造建物の設計(構造計画,構造設計)
  • 各種建築物の基本計画・設計,実施設計
  • 既存建物(構造物)の免震(制震)レトロフィット
  • 免震装置・制震装置の検討・設計
  • 下部構造体(基礎,杭)の検討・設計

【各種解析業務】

  • 振動解析,地震応答解析
  • 設計用入力地震動の検討・作成
  • 地盤解析,地震動伝播解析

【構造コンサルティング】

  • 免震構造・制震構造に関するコンサルティング

【オリジナル免震装置等の製造・販売】

  • 回転機構付すべり支承BSLシリーズ

経営方針

  1. 私達は、理想の会社、理想世界実現の松明を掲げる。

    理想とは太古より受け継がれている日本精神であり、全社一体の家族的経営、日本式経営を行う。

  2. 仕事には、遣り甲斐、充実感、達成感が必要である。

    会社は、修養の場であり、自己実現の場である。

  3. その愛言葉は、自己研鑽、切磋琢磨、相互扶助。

    協力と和をもって、課題・目標を達成する。

    会社は、修養の場であり、自己実現の場である。

  4. 社員には、生活の安定、経済的充足が必要である。

    会社は終身雇用を、社員は生涯活躍を旨とする。

  5. 会社には経済力が必要である。

    技術力により一隅を照らし、社会貢献により評価と繁栄を得る。

    その方策は、設計、独自製品販売、新技術開発とする。

  6. 設計は創造行為であり、創造は神の行為である。

    最高レベルの解析能力、構造設計技術力を涵養し、創造的活動・設計により社会貢献に寄与する。

  7. 新技術開発は、創造行為の究極である。

    独創・オリジナルを尊び、挑戦・チャレンジを奨励する。

    模倣・横並び・人並を否定し、妥協を排斥する。

    闇夜は必ず明けるし、努力は必ず成就する。

  8. 私達は、高い技術力と高い精神性を志向する。

    Technologies with High Spirituality!

    霊性高き技術を欣求浄土の旗印とする。

代表メッセージ

「大地震にも安心できる建物を!」
それが、ダイナミックデザインのねがいです。

耐震設計技術・防災技術の現状と現実

現在の耐震設計技術は、1906年のSan Francisco大地震、1923年の関東大震災等の試練を契機として過去1世紀以上にわたる先人の努力によって進歩・発展してきました。

しかし、1995年の阪神淡路大震災では建物倒壊によって6,000名以上の犠牲者が発生し、2011年の東日本大震災では津波によって2万名以上の尊い命が失われました。

内陸直下地震や海洋性大地震等による地震被害、局地的集中豪雨や台風等による風水害等の現実を直視する時、私たちの耐震技術や防災技術は自然の脅威に対して未だに不十分と言わざるを得ません。

各地で繰り返される自然災害に対しては、防災技術の社会インフラへの適用の仕方、社会としての取組み方に深刻な課題があるのかもしれません。

主課題=「建築物の高い耐震安全性の実現」と二つの戦略

ダイナミックデザインは、「より安全な建築物・都市・社会の構築に寄与する」という設立理念を実現する為に、「より安全な建築物の実現、優れた耐震安全性の実現」を主課題とします。

即ち、「耐震安全性能に優れた建築物の実現」というニッチな世界を自らの活動領域、主戦場とし、この特定領域において「一隅を照らす存在でありたい」と考えます。

私達の活動が社会貢献を果たすには、社会への実践活動が必須であり、その具体的活動として建築物の耐震設計、優れた耐震設計技術の実現と提供を主題とします。

その為には、先ず自らの設計技術力を常に磨き高める努力を必須としますが、既存技術では解決できない課題も存在します。未解決の課題に対しては、新たな技術・解決策の開発・実現を目標として挑戦します。 即ち、ダイナミックデザインは、日々の業務における高度な構造設計という社会実践と、技術開発による新世界への貢献という2つの路線・両輪を企業活動の基本戦略としています。

免震構造における歴史的経緯の認識

1980年代に入り、ニュージーランド・米国・日本などで免震構造が実現されるようになりました。ダイナミックデザインの設立者は、 我が国第一号(世界第2号)のLRB免震建物の設計(1985)や弾性領域h≧20%の減衰性能を有するレベル2無損傷の我が国(=世界)初の本格的制震構造ビルの設計(1990)など、 免震・制震構造のパイオニアとしての実践・実績を残しています。

1994年米国 Northridge地震、1995年兵庫県南部地震、全く同じ1月17日、震源域強震動の最大地動速度は100カイン(cm/s)を超えるという地震動の過酷な実態、耐震設計の課題を提起しました。

これに対してダイナミックデザインは、翌年(1996)「100カイン無損傷設計」を実現し、実物件への実践を行っています。免震周期6秒(以上)、許容変形量100cm、減衰性能40%~30%という免震性能です。 当時の免震構造評定における免震性能最高ランクC4-Aを初めてクリアするという実績も達成しています。

2000年以降、日本経済の停滞と同様に建築の世界も「失われた20年」の様相を呈します。 2000年の建築基準法改定は米国専門家も羨む基準法最大の長所38条「大臣認定制度」の廃止、免震装置を免震材料として認定品への限定、2005年の姉歯事件による建築確認・許認可制度の大幅改定、 東洋ゴム問題(2015年発覚)・KYB問題(2018年発覚)を受けて改ざん防止を主目的にした免震部材告示の改定・規制強化等、建築行政は、優等生である免震・制震構造を主対象として雁字搦めの管理・規制社会へまっしぐらです。

2000年の基準法改定以前の38条大臣認定制度下での免震構造は、決まり・規制は殆どなく、設計者に実力さえあれば技術力を自由に発揮できる時代でした。

一転して規制強化が次々と進んできたのが昨今の状況です。ポリコレ、瑣末な正義論はやっかいなものです。かくして日本の活力は失われ、免震も技術進化は停滞しています。

その制約に負けず、「如何にして、新たな魅力ある免震の新世界を切り拓いてゆくか」、私たちに課されたこれからの大きな課題であると考えます。

これからの免震建築・社会に、どう貢献するか

NZのWilliam Clayton Building(1981)、八千代台住宅(1982)、免震構造評定の開始(1985)、日本の免震は概ね40年の歩みです。国内の免震構造ビルは累計約5000棟を超えています。「大地動乱の時代」への突入と言われた兵庫県南部地震(1995)以降、国内各地で数多くの地震が発生してきましたが、この間、構造的被害・損傷を受けた免震構造ビルは皆無です。

これは価値ある大きな実績ではありますが、免震ビルは2020年時点で未だに僅か5000棟程度とも言えます。

ダイナミックデザインは、免震構造・制震構造に関する優れた構造技術を有しています。

この技術により「大地震時無損傷」を達成できる建物の実現に寄与し、「安全で快適な社会の建設」に貢献したいと望んでいます。

免震構造の採用が未だに建築物の一部にとどまっている要因には、その経済性(コストアップ)の問題があります。即ち、高い耐震安全性能を現実的なコストで実現できること、「性能」と「コスト」は、免震構造実用化の当初からの課題でしたが、未だに続いている課題です。

高度な設計と新技術開発を2大方針とするダイナミックデザインは、この両課題「性能と経済性」を解決できるブレークスルーを実現すること、この課題、この一隅に注力し続けることによって、安全な建物と社会実現のために努力し続けます。

代表取締役社長
宮﨑 光生